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仮面
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作詞 日向 瑞樹 |
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「彼女がいるんだ」
そう たった一言だったけど
私の心を黒く塗りつぶすには十分だった
鮮やかだったあなたと過ごした日々は
急に色を失って「思い出」になる
思い出になんてしたくないのに
私の想いは まだここにあるのに
どうして?と泣き叫んで問い詰めることが出来たなら
少しは楽になれたのかな・・なんて
今更考えたところで遅いけれど
あの時の私は 何て言ったんだっけ?
「おめでとう」とは言えなかった
絶対に言いたくなかった
でも、傷ついてるんだって知られたくなかった
今までの関係を壊すようなことはしたくなかった
だから 仮面を被ったんだ
「あなたに恋する女」の仮面を脱ぎ捨てて
「あなたの信頼できる人」の仮面を
彼女として一番になれないのなら
彼女の次でいいから
嫌われたくなかった
嫌いになんて慣れなかった
嫌いになれるものなら とっくに愛想尽かしてる
嫌いに慣れたら楽なのになぁ・・・なんて
考えたところで答えなんて出ない
私の思いはまだまだここに残っているから
行き場のない思いを隠して
私はまた仮面を被るんだ
自分自身を騙しながら・・・
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