|
|
|
解散
|
作詞 羅刹 |
|
伸ばした手は 弧を描き
何も捕らえず だらりと落ちる
貴方は決して 振り向くことなく
ここからただ 去っていくばかり
長い間会わなければ 何もかもが変わってしまって
居心地のいい輪は どこからか腐り始めた
少し離れただけでも バラバラになるような儚いものは
いっそ跡形もなく記憶から 消えてしまえばよかったのに
それでも手放したくなかった貴方も いつの間にか目線を先に向け
いとも簡単に 私の手を擦り抜けて行った
追いかける手は 空を掴み
貴方を捕らえず 悔しがる
私は決して 声も出さずに
その哀しみにただ 耐えるばかり
それでもやはり 諦められず
貴方の去った その方向を
無力な瞳で 追いかけるばかり
非力な手を 伸ばさないまま
|
|
|