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旅人と蜥蜴
作詞 元知。
砂の大地で
風をもろに受けて
帽子を押さえながら
進む、旅人

ああ。砂嵐だと
呟いては目を細くする

砂の大地で
小さな日陰を探して
汗を拭いながら
一匹の蜥蜴

ああ。また夜が更けると
呟いては目を閉じる

「何が欲しかったわけじゃない。
 ただ、傷心と偽って
 旅に出るとカッコつけて
 旅に逃げ出していた。」

「何もかもが欲しかったんだよ。
 涼しい場所も、冷たい
 水も、生きる上で必要なもの
 ただ友も、欲しかったんだよ。」

ある朝目覚めると
蜥蜴と旅人
いつの間にか寄り添いあっていた
ただお互いに涙を流し

「何もいらない。」
「何かが欲しい。」
と大きく呟いた

「何が欲しかったわけじゃない。
 ただ、傷心と偽って
 旅に出るとカッコつけて
 旅に逃げ出していた。」

「何もかもが欲しかったんだよ。
 涼しい場所も、冷たい
 水も、生きる上で必要なもの
 ただ友も、欲しかったんだよ。」

蜥蜴は日陰と称し
旅人の隣で歩く
そこに君の影がなくとも
ただ隣を歩く

旅人は食料と言い
蜥蜴を連れて歩く
痩せ細って食べるトコもない
でも隣を歩く

ただ欲しかったんだよ
何かを求めていたんだよ
それに気付いて欲しかったんだよ

「何が欲しかったわけじゃない。
 ただ、傷心と偽って
 旅に出るとカッコつけて
 旅に逃げ出していた。」

「何もかもが欲しかったんだよ。
 涼しい場所も、冷たい
 水も、生きる上で必要なもの
 ただ友も、欲しかったんだよ。」

今でも砂の大地で
欲しい物を見つけた二人は
蜃気楼に憧れて
砂の上で永遠に眠る

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 旅人と蜥蜴
公開日 2003/10/08
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コメント ちょっと長いけどお付き合いくださいませ。
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