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幻影
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作詞 ソ\ダ |
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どこから来たのかもわからない
くじけそうな心を持て余して
寒さに赤くなった鼻を
マフラーの下でそっとすする
煉瓦造りのこの町に
灰色の空は似合いすぎて
真冬の空が好きだった
君の香りを傍に感じた
好きだと言えればよかったのか
あのときの記憶が今でも
ふらふらと僕についてまわる
いつか忘れられるだろうか 悲しみの吟遊詩人
なくしたものを追いつづけて
あの人の囁きを辿っては
今日も切ない恋をうたう
ひとり歩いてゆけるだろうか 悲しみの吟遊詩人
かじかむ両手で楽器を抱え
あの人のぬくもりを求めては
今日も切ない恋をうたう
締め付けられる胸の痛みを
喉の奥にそっと仕舞い込んで
渦巻く気持ちに浸しては
真っ白い息に換える
凍えて硬くなったまぶたでは
ろくにまばたきも出来なくて
自然に流れた少しの涙が
瞳と心にいやにしみた
禁断(タブー)とされる感情ばかりだ
あのときも今も変わらずに
ふらふらと僕についてまわる
いつか忘れられるだろうか 悲しみの吟遊詩人
思い出もないこの町を捨て
あの人の囁きを辿っては
今日も切ない恋をうたう
ひとり歩いてゆけるだろうか 悲しみの吟遊詩人
凍った唇を再び開き
あの人のぬくもりを求めては
今日も切ない恋をうたう
いつか忘れられるだろうか 悲しみの吟遊詩人
なくしたものを追いつづけて
あの人の囁きを辿っては
今日も切ない恋をうたう
ひとり歩いてゆけるだろうか 悲しみの吟遊詩人
かじかむ両手で楽器を抱え
あの人のぬくもりを求めては
今日も切ない恋をうたう
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