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Rule
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作詞 尚稀 |
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今、まさに、足枷、外して
飛び込んだ、光りを見付けた暗闇へ
鎖でできた首の痣
見えない壁に討ち果てて
アタシの血で、咽を潤して
鉄の味、苦く残して
割れた硝子で
瞳閉じて、あまりにも痛々しいから
染み込んで離れない
あなたが呼ぶから哀しい
涙さえ澄みきってなく
砂漠に一滴
水たまり
今、どうか、羽ばたく準備を
飛び出した、鍵の外れた檻を抜け出し
首に付いたベルトの跡
鏡の中の万華鏡
色とりどりに、映るビーズに
目を奪われて
狂った詩興
声を震わせ、怖々と詠った
馴れ合いの環境に
苛立ってから壊して
足の鉄球に名前刻んで
細く微笑んで
涙声
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