|
|
|
まっか
|
作詞 しきみ |
|
時間をかけて育て上げたあたしの分身、
やっと花を開かせた。
名前を付けてあげましょう。
貴方の名前は彼岸花。
水の代わりに血で育てたあたしの分身、
どうかどうか枯れないで。
私の血で生き延びて。
貴方と一緒に死にたいの。
いつの間にか老い始めたあたしの分身、
話を聞いてくださいな。
体の傷が増えたのよ。
流れたこの血を飲み干して。
もうすっかり萎えてしまったあたしの分身、
厭だよまだ行かないで。
傷はどんどん増えてくの。
いつもみたいに慰めて。
赤が消えてもう汚いあたしの分身、
今貴方に会いに行く。
貴方の色を振りまいて、
飛んでいくから待っていて。
今度はあたしに真っ赤を頂戴。
|
|
|