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この気持ちを、愛と呼べたなら
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作詞 大人の少年 |
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寒い夜の中を 僕は独り急ぐ
こんな中で僕を待ってる人がいるから
お互いのこと話して ただそれだけ
あとは 寒さに震えながら
二人でいる時間をかみしめて
それぞれの心にしまう
そんなこと と言われるときもくる
でも僕は言い逃れする気はない
それは僕にとっては
かけがえのない
美しい時間だったから
夜は何も見せてはくれない
飛び交う言葉は
凍てついて 落ちる
その破片を拾うように
僕はあなたを見つめる
手を重ねることも
抱きしめることも
僕にはできたかもしれない
ただ そのときの僕は
やっぱり 僕じゃなかったんだ
あなたの目に映る僕は
僕じゃないこと
まず 伝えられたら よかったのかな
弱い電灯の下で あなたは
小さくなって 僕を待っていた
いつものように歩く道は
変わらず 僕らを淡く包む
また知る その度に愛してしまう
僕の傷を広げることは
解っているはずなのに
言おう 僕の言葉で
ただはっきりと それだけを
僕を守るためだけかもしれないけど
それだけのために あなたを
悲しませるかもしれないけど
僕は怖いんだ
どうしてか解らないけど
あなたを愛していくことが
この手から あなたが
雪のように消えてしまうことが
僕には耐えられないほど
つらく 苦しいことなんだ
僕が小さすぎたんだ
あなたが大きすぎたんだね
抱えきれないほどの
愛は やがて
重く 僕に寂しさとなって
のしかかる
一つ一つ飲み込んで
消していくこともできるけど
その度に思い出しては
涙が止まらなくなりそうなんだ
だから言おう
僕のために
そして あなたのために
さよなら と
言おう
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