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風向くほうへ
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作詞 つかさりく |
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少しだけ
部屋を暗くしよう
そうして
耳鳴りするほど音量を上げるんだ
それだけで十分だ
この無様な姿はなんだ
なんて声はさ
近付けなくなるだろ?
もうなにも 足かせになんてならない
そう 思ってたのに
風向くほうへ
君が零すまま
風向くほうへ
僕が示唆すまま
選んだり切り捨てたりなんて
こんな時には 必要ないんだ
誰もが自らの
身を案じているように
ただ僕も
それに従うだけ
それだけ
ほら 傾いた先に
朝の光が差し込んでさ
僕の気持ちを駆り立てるんだ
そんな気がするんだ
まだ遠いところから君が
呼んでいるなら
応えてあげたいけど
僕の心は違う場所にあって
風向くほうへ
君が零しても
風向くほうへ
僕が示唆しても
レールの上を走ることすら
僕らにはまともに できないんだ
誰もが声を
そろえて言うように
ただ僕も
それに従うだけ
それだけ
ただ僕も
ひとがつくったものの上を
はずれないように
はぐれないように
歩いていくだけ
それだけ
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