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Bourbon WhiskeyとGitanesとわたし
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作詞 乾 THE RIDER |
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想い出の調べが耳元でささやく
コルトレーンの音色は柔らかなささやき
「あなたはあなたのままでいいんだよ?」
サキソフォンの金属とも木とも思える音色がわたしを誘う
Bourbon Whiskeyのアルコール臭
Gitanesのくすんだ煙の香り
古びたWood Countersについた傷
暗がりで瞳だけがスポットを映し出す
止まった時間はすごした時
愛するほどに時が逃げ 置いてきぼりのわたしは立ちすくむばかり
想うほどに居場所がなく 飲み干すほどに喉が乾き続けていく
甘い時は短く 募る思いは幾千幾百
気が遠くなるほど遠い空
あなたが許すなら・・わたしは時すら越えるのに
あなたが想うなら・・翼で風さえ切るのに
暗がりは深く Bourbon WhiskeyとGitanesとわたし
「このままでいいんだよ?」
言い聞かせるようなコルトレーンのしゃがれた音色
「・・望むべくもない・・」
そこにあるのに・・・そこにない・・・
視線の高さまで光が延びるころには
そう・・・Wood Countersの傷の数だけの笑顔であなたと話すだろう
むくわれぬ想いと知りながら・・・
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