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鼓動
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作詞 合格証書 |
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鼓動に合わせて静かに脈打つ
水面に映る景色が綺麗すぎて
僕の両手を沈めることさえ躊躇った
音も立てずに揺れる木漏れ日の
その間を抜ける風が運んだのは
あの日歩いた時と変わらぬ落葉の匂い
誰が作り出したでもなく 唯一つの命を宿らせて
見渡す限りを彩って 幼い日と同じように
僕を癒してくれる
見上げた青空に浮かんだ雲も
時計と同じ速度で歩いている
何を探しているのか僕は知らないけど
花びらの数を忘れた白い花
巡る季節に枯れて色を失っても
僕の見えない場所で命を抱きしめてる
混沌の世の中に許された 唯一つの楽園のように
見渡す限りを彩って 生きることの美しさを
僕に教えてくれる
現実と幻想の狭間に僕は立っている
掌を胸に押し当てて鼓動を感じてみる
この世の全てと同じように
僕も生きている
命を抱いている
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