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はじまりと終わりのひととき
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作詞 乾 THE RIDER |
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24時と午前零時の間にあるほんのひととき
瞬間にひろがるまどろみを見つめるわたし・・・
燻らすgitaneの香りと Miles Davisのミュートがひとときを演出する
わたしはwineglassをかたむけ ひとときに想う
“遠くへ来たなぁ・・・・・”
“貴方はそれでよかったの?”
聞こえなき声が耳にからみつく・・・・
“いいとか 悪いとかじゃないんだ・・・そうしたからわたしがいる”
自問自答のような・・・過去の誰かが問いかけているような・・・
罪を罪と認め 愛を愛と認め
しかしその存在は希薄で陽炎のよう
言葉をあやつり 心を欺き 自我にうつろう
“貴方の恋は何色だったの?”
薄汚れたわたしはこたえをためらい 遅すぎる想いを口に出せない・・・
“踊らされたくない・・・”
都合でものを言い続ける誰かも 本気を装う誰かも 誰もが色を持ちながらそれをためらい 自分にいい訳をしつづける
glassの中の真紅のような純粋さが 作られた自分を嘲笑うもの・・・
“本当は怖いんでしょ?”
そう・・・怖い・・・自分が自分でなくなるのが・・・
こんなひとときが 誰にもあるかも
24時と午前零時の間の不思議なひととき
いたくて幸せで・・・素直になれる
終わりのないほんの一瞬
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