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白い月
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作詞 Fine |
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夕暮れに浮かぶ白い月は
木枯らしに吹かれてる
笑い声が響く地上を見下ろして
ただ静かに空を昇った
学校の授業
どこかの誰かが言った
「自分の夢を書いてごらん」
もうすぐ終わる 苦痛の時間
誰かが言った
「夢って叶うの?」
夢のない僕等は
作文で知らない未来を書いて
昼間昇る白い月は
たくさんの人が周りも見ずに歩く交差点を見下ろして
空に漂っている
街路樹が赤く染まっているよ
月をも消した白さえも赤く染める
強き星の輝きに目を見張れば
僕も混ぜて お願いだから
この赤く染まった体を
どうか無慈悲な輝きと
慈悲を錯覚させる暖かさで
焼いてしまって
朝浮かぶ白い月は
時に追われてる
足音が響く坂道を見下ろして
静かに空を下った
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