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凍てつく手
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作詞 embrace |
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握りしめた君の手は小さすぎる手だった
北風は君の赤い頬をかすめていった
「今日は雪が降るんだって」と小さく笑って
僕の元から離れて灰色の雲を見つめた
大きな空に向かって
小さな手のひらを精一杯広げて
ゆらり、ゆらりと落ちてくる
今年初めての雪を掴んだ
握りしめた君の手は冷え切ってしまって
でも君の頬は熱を持っていて温かくて
君から貰った黒いマフラーをかけ直す
雪で濡れて冷たいけれど心はあたたかくて
この街に舞う雪は
まだまだやむことはないだろうけど
イルミネーションとこの気持ちも
やむことはないだろう
やんでしまった粉雪も やむことのないあの気持ちも
街のイルミネーションも 灰色の雲たちも・・・
あの黒い人たちは何をしているんだろう
目が覚めると君の眠った顔と凍てつく手
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