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愛することはできたのに。
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作詞 水鏡 由岐 |
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嫌だ 嫌だ 嫌だ
この世界が この世界にいる自分が
憎くて 憎くて 仕方が無い。
私に存在価値などあったの? 存在理由などあったの?
何も ありはしなかったのではないか。
結局
運命という名をした 狂乱にまみれた混沌とした道に
1人立たされただけだった。
私の存在に意味はあったの? 意義はあったの?
苦しくて ただ 苦しくて。
小さな幸せは 確かにそこにあったはずなのに
今では
膨張した苦しみに塗りつぶされて どこにあるのかも分からずに
ただ泣いて 泣き続けて 嗚咽をもらすことがせいぜいで
変わる事が できたはずなのに
あなたがそばにいてくれた時
違う道を 選べたはずなのに
私は 変わりたいと願うばかりで 祈るばかりで
踏み出す勇気も 変わる強さも
自分から 捨てて来たんだ。
今更遅いと分かっていても
それでもまだ あなたの名を呼んでしまう。
真っ黒な絵の具をぶちまけたような この混沌とした世界で
あなたを失ってしまった時 私の最後の希望が消えた。
壊れだした 私の生きるという意志は
まるで歯車のように
一つが壊れると また一つ壊れ すべてが止まり 腐敗していく
愛していました。あなたのことを。
でも
信じる事ができませんでした。
最後の最後で あなたの腕に飛び込むことができませんでした。
すいません。すいません。すいません。
これは私の罪なのです。
あなたはまだそこに居てくれているのでしょうか?
すいません。すいません。すいません。
あなたという光はたしかにそこにあったはずなのに
苦しみに塗りつぶされて
触れる事はおろか 見ることすらできません。
すいません。すいません。すいません。
この罪はあの世にまで背負ってゆきましょう。
私は今ここに誓えます。
私の大事なものは あなただけ。
私の光は あなただけ。
私の命は あなたの為に。
だからどうか
この哀れな罪人の存在を
ほん片隅にでかまいません
心に留め置いて いてください。
すいません。
そして
…刹那の幸せを ありがとう………───。
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