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ラビット
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作詞 中島 |
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雨上がりの空 一羽の兎
迷い込んだ先は
僕たちの秘密基地
それすら愛しいと笑った顔に
嫉妬した子供の僕
寂しいと死んでしまう って
嘘だろう?
細い腕に抱かれた鈍色
長い耳 大きな目
僕から何も奪わないでくれよ
奪われるもの なんて
これと言ってないけど
夜の中一人 膝を抱えて
秘密基地には僕と
鈍色しかいない
お前なんか数に入れてやらない
まだ信じられないんだ
寂しいと死んでしまう だから
笑ってよ
寒さに震え凍える鈍色
垂れた耳 泣いた僕
なんでこんなに悲しいんだろうな
もうすぐ来るよ なんて
言い聞かせたりするけど
奪われたんじゃなくて
見てなかっただけ
ちゃんとわかってたよ
ここには元々
一人と一匹 しかいなかった
あの日の顔によく似た鈍色
雨が降る 目を閉じる
柔らかい頭をそっと撫でながら
笑ってればいいな って
空に向けて呟いた
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