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道草
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作詞 kazuki |
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帰宅時間は午後8時
暗闇に支配された頃
鍵開けてネクタイ外して
洗濯機に放り込んだ
テレビをつけたら
特番が入ってて
ビール瓶とコップ片手に
ずっと眺めていた
何でそんなに楽しそうなの
僕は毎日が苦しいのに
道草を喰いすぎて
目指してた物さえ分からなくなった
周りには誰も居ない
気付けば僕は独りきり
気象観測今日は雨
溜息を漏らした後
ネクタイ付けて鍵開けて
傘を持って家を出た
前見て歩いてたら
女の子が泣いていて
傘を差してあげたら
言葉少なく話し出した
何で夢見て挫折できるの
僕はもう諦めたのに
叶わないと決め付けて
目指してたものを捨てるのはやめろ
自分に言い聞かせる様に
出来るだけ優しく言った
時間が経つと女の子は
目を拭って立ち上がった
ありがとうと微笑むと
虹の下を駆けていった
きっとこんな風に夢を目指すと
テレビでも楽しそうに笑えるんだろう
道草を喰いすぎた
けど得てきた物は確かにこの手に
目指してたものを思い出した
僕だけの目的地
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