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曇り硝子・時計の声
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作詞 どぶはまり |
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細く揺らぐ日々を巡って
永遠の姿 欲しがっていたけど
薄い言葉が 引っ掛かって
響かないまま 眺める背中
時計の声は 傍で揺れる
何を伝えたら 良いだろう
何と伝えたら 良かっただろう
埃にも似た シャツの香りが
好きだったのに 咳き込んで
塞いだ手から よく似た匂い
調子はずれに よく似た匂い
長く伸びた影を辿って
はや足の姿 追い続けたけど
厚い硝子に 引っ掛かって
追いつけないまま 溜め息交じり
向こうで君は 白く笑う
何を思ったら 楽だろう
何と思ったら 楽なのだろう
深呼吸して 浮かべた雲は
汚れているのに チグハグで
雨が降るとは 思えなかった
こんなに降ると 思えなかった
君は肩を 払うように
こんな思いは 捨てるのだろう
汚れた服と 同じように
サヨナラも無く 洗い流して
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