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ありきたりな詠
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作詞 AsSb |
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温かい紅茶を入れました
私には温かすぎたみたいです だってこんなにも辛い
傷口に沁みてきます
ありふれているけど 私にはひとつしかない気持ちで
一体どれくらいまで耐えられるでしょうか
贈ってもらった紅茶
でもふたりは一度も開けることのなかった封
私が大切にしすぎたからでしょう
今になって
ふたりでこの温かさを味わっとけばよかったと
目の前が揺らぎます
耐えられなくなる前に
紅茶を飲み干してしまうことにします
温もりも消えてしまえば なかったことに出来るはず
そんな儚い考えでも 私は信じたい
今日は快晴
どこまでも青があるかように澄みきっています
雲も遠くにあります
こんな天気は大好きなはずなのに
見上げても見上げても 雨のようです
いつか雨が好きだった私も 快晴が好きになりました
心が全て支配されていたんだと
つい最近になって知りました
大切にしすぎたからでしょうか
紅茶も少し元の味より薄れてるような気がします
好きだったあなたへ
私から 今日 お別れをしました
なのに私はこんなことを思っています
どうか今日も笑っていてください 空が青いです
好きでいてくれてありがとう
あたたかい 紅茶を一杯 飲み干して
見上げた青空 キレイすぎて
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