ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

だれもいない駅で
作詞 蜜希
彼は小さくなって
わたしの胸に抱かれている
生きている人の群れが“ハコ”を見つめ
残暑に香る蝉時雨の夕立が駅を包んだ

彼の身体を必死に
わたしは愛しつづけた、わずかに
他人事のように噂流れて雨に消えた
夕闇も遠く、光る影は無い

見捨てられた駅舎 古ぼけた人々
汗ばんだシャツに雫こぼれ
彼の影は隠される、雨の匂いが強いから


電話口弱っていく声に
ノイズがかかって、彼の声かすれた
東京は相変わらずと故郷の友達に
伝えるみたいな時間も今日から無いのね

先生はわたしに学べと言う
だけど、彼のことをわたしの
過ぎた経験には出来ない
愛してた。今だって彼を抱いて、

雨上がり、草の息 忘れられたわたしたち
未来に行く列車、わたしは
乗り遅れたの、雨が強いから


「次の電車はいつでしょうか」
 無人駅でつぶやいた
「さっきまでいた人たちはどこに行ったの」
 残夏に訊いた


雫垂れ、さいごの合唱 もうわたしひとり
最果てのレール、わたしは
歩いていくの、次の季節が来てるから

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル だれもいない駅で
公開日 2003/09/02
ジャンル
カテゴリ
コメント 蚊に刺されながら作りました。何の気なしに書いたので、何の気なしに読んで下さい。もし気に入ってくだされば幸いです。
蜜希さんの情報
  • プロフィールは公開されていません













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ