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辛い辛い二人の恋
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作詞 羽月華蓮 |
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伸ばされた手に
そっと頬を寄せた。
愛しくて愛しくて
少しだけでも一緒にいたいのに
それは許されないこと。
二人は馬鹿だったの。
ただ出会うのが遅かっただけ。
勝手に純粋な恋だって
思い込んでたの。
本当は許されない。
だけど許して欲しい。
自分たちでもわかってた。
本当はいけないんだってこと。
でもどうしても愛しくて
考えないようにしていたの。
現実から逃げていた。
裏切られた気がした。
謝らないで。
許したくないのに。
謝られたら許さなくちゃいけないでしょう。
そんなのは嫌。
耳を押さえて逃げ出したかった。
走り出したかった。
離れたくない。
いつだって一緒にいたい。
ずるいってことわかってるから
できなかった。
泣きじゃくって抱きつくことなんて
できなかったの。
悲しい。悔しい。
本当に愛し合っていたのに
どうして離れなくてはいけないの。
もう少し早く出会いたかった。
彼方とならもっと楽しくなったのに。
毎日が嬉しさで溢れていたはずなのに。
涙流したいの。
だけど私にはできない。
あの子にはできるけど
私にはずっとできないこと。
だって自分が弱いこと認めてるみたいだから。
いつも胸を張っていきたかった。
できなかったけどそうしたかったの。
だからこっそり泣いた。
暗い部屋の中一人で寂しく涙した。
彼方を想い涙した。
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