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桜舞い散る-girl
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作詞 umi |
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知るには早すぎたんだ
なにもかもが透明で
まるでガラスのコップのような
落としたら
割れてしまうような
簡単に
全てが終わってしまうような
幼い自分
ふとした一言が大きくて
あなたが遠くにいるようにさえ
思えていたの
その日は桜が
とても綺麗に咲いていて
気を抜いたら
吸い込まれてしまいそうで
立っているのもやっとだった
ああなんて自分は愚かなんだろうか
愛しくて
愛しくて
あなたを
殺してしまいたいほどに
このまま誰かのものになってしまうのなら
いっそ
いっそ殺してしまおう
あなたの笑顔を
誰にも取られないよう
わたしのものだけになるよう
あなたを
わたしだけのものに
愛しいあなたを
この手で
殺してしまおう
分かってくれるよね
そう
だってあなたも
あなたも同じこと考えているんでしょう
ほら
その手でわたしを抱くように
包み込むように優しく
桜が
紅に染まる
ねぇ
なぜ泣くの
わたしは嬉しいわ
だって
これでやっと
わたしはあなたのものだけになる
その涙さえも
飲み干してしまう
桜
「なぜ嬉しそうなの?苦しいだろうに」
「・・・・・だって桜がとても綺麗なんだもの」
春
出会いと別れの季節
綺麗に咲き誇った桜も
虚しく、
散る。
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