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桜舞い散る-boy
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作詞 umi |
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春
出会いと別れの季節
綺麗に咲き誇った桜も
虚しく散る
花びらが舞う
がんばって咲いた分
散っていく様が
この世のものとは思えないほど
儚くて
悲しくて
全てが終わったのだと
あらためて突きつけられた気がして
自分はなんて
小さい生き物なのだろうと
思い知らされる
思い出なんてものは
覚えていなければ
けっきょく
無くなってしまうものであって
ずっと心にしまっておくなんてことは
不可能\なことなのだ
それなのに
君を
君を
思い出と化そうとしている
僕は
いったい何者なのか
いっそのこと
神様がいてくれれば
僕の過ちを
裁いてくれる誰かが
側にいてくれたのならば
君を
こんな姿には
しなかっただろう
桜の花びらに埋もれる
その小さな身体は
助けを求める様子も無く
ただ
僕を見つめて
にっこりと
微笑んでいた
桜を
真っ赤に染めて
「・・・・・ねぇ、なぜ泣いているの?」
「・・・あんまりにも桜が綺麗だから」
桜が、
散る。
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