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KURONEKO
作詞 希凛
去ってゆくあなたの赤いスポーツカー
「迎えに来るよ」
そういってあなたは僕を手放した
ただ僕はそこに佇んで…いた

生まれたばかりで
棄てられた僕を
貴方は拾って
優しく撫でた

怖くないよと
笑った笑顔は
何処か儚げで
でも僕は
見抜けなかった

他の誰かと
遠い外国へ行って
暮らすのでしょう?
僕は一緒には
いられないのでしょう?
解ってる
もうあなたは来ない
だけど
嘘でも
「迎えに来るよ」
その言葉が
心を熱くした

消えてゆくあなたの
優しい笑顔を
思い出しては
街の隅っこ
心の中で泣いた
別に一人になるのは
これが初めてじゃないし
平気なはずだけど

心の中までは 嘘を通せない
でも 涙は堪えた

夕暮れに
照らされる僕を
包み込む
黒い影
あなたじゃないって事は
解ってるよ 大丈夫…
もう忘れる事に
決めたんだ

そっと誰かが
僕の体を抱き上げて
「オマエ…ウチ来るか?」
今後僕は何度
同じ言葉を繰り返し
聞くのだろう…?

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル KURONEKO
公開日 2006/09/04
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 長い間同じ飼い主に育てられた、家猫ちゃんのキモチを描いてまいます。長い間付き合った彼氏と別れた女の子のキモチも同時に描いています。
希凛さんの情報
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