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秘密主義者
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作詞 ひゃな |
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西日で熱くなったベッドに横たわり
扇風機のリモコンに手をのばす
温い風が汗を不愉快に吹き飛ばし
目をつぶった僕は君のことを考える
安アパートの換気扇は今日もうるさい
どこからか入った羽虫が中を舞う
都合のいい妄想からは後悔が生まれ
君をそこから追い出す作業に苦労する
いつまでもいい友達のままいるとしよう
大切な人だと気づいてしまったから
自分を誤魔化し続けることができるんだ
擦れる自信を励ましながら先へと進もう
きっとそのための秘密主義者
一人きりの空間はとても自由に寂しい
メールの到着だけで一喜してしまう
湿度の高さは毎日続くと慣れるけど
瞬間慌てる姿に毎回ただ嘆いている
僕をみようとしない君と未来はみられない
そんな現実だけはっきりみえるから
この想いはできるだけ奥深くに隠すんだ
届かないとこに手を伸ばす真似はいけない
ずっとそれだけの秘密主義者
共有した同じ時間を身近に感じられるほど苦しい
いっそ突き放してもらえた方が楽なのだろうかと
離れる素振りをした僕を君は引きとめてくれた
まだこの場所に居ていいんだと思ってしまった
何が一番いいことなのかはよくわからない
でも 気持ちだけならずっとこうしていたい
辛そうな顔して悩む姿を見ていた僕だから
君には幸せになって欲しいと願いたいんだ
目に映る今の僕のかたちを一番必要としてくれる
そんな事実がここにあるだけでどこまでも嬉しい
だからこの気持ちはずっと秘密にしておくよ
教えない 教えちゃいけない それでいい
陽は落ちたのに熱の残る部屋
電気を消してから窓を開ける
頬をかすめる風を冷たく感じた
いつまでもいい友達のままいるとしよう
大切な人だと気づいてしまったから
自分を誤魔化し続けることができるんだ
擦れる自信を励ましながら先へと進もう
君への想いはどんなヤツにも負けやしない
少しぐらい格好つけてもいいだろう?
何を意味するかは理解してるつもりだ
僕が僕であるために大切にしまっておこう
きっとそのための秘密主義者
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