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孤独な住人
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作詞 arey |
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僕らが泣くより先に
空から落ちた大粒の雨は
神様が流す涙だという
慰さめるのは簡単だ
白い布と輪ゴムさえあれば
世界がどうなってしまおうと
変わらないものがある
ここに自分が生きていて
話し相手が存在すること
孤独を知っている天上からの
最上級の思いやりなんだ
自力で何でもやろうとして
青い顔を歪めてばかりで
頼ることを忘れてしまった
限界まで粘った先に
誰かが何かを見出そうとする
人の苦労が目に入る度
早急に送られる合図
「一歩手前で左に曲がれ」
「迷うことなくまっすぐ進め」
孤独を知っている天上からの
最上級の心遣いなんだ
空の下で生きる僕らの
一分、一秒に賭けていて
宝物なら見つけやすいよう
案外近くに転がしてある
それを見つけだすことができたなら
アスファルトの上 ようやく僕らは叫ぶんだ
孤独だった空の住人へ
この声が確かに届くように
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