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葬送夜想曲
作詞 夕汰
 君のお通夜が行われました。
僕は涙というものを忘れてしまったのか 壊れた魂で微笑んだ。
黒い、黒い闇を纏った人々がそぞろ歩きで
同情するような目で僕を憐れんだ。
ひそひそ、と噂\をする声が聞こえてくる
「まだ式前だったんでしょう?」「可愛そうねえ…。まだ20歳なのに」「大丈夫かしら…あの子…」
僕は酷く遣る瀬無くなった。

 君の体が火葬される前に 僕は最後のお別れをした。
「百合子…」
僕にはまだ百合子が生きている様な気がして、
彼女を連れて駆け出した。
 お義父さんとお義母さんと、大勢の声が
遠巻きに聞こえた。

 僕は幻を見ました。
彼女が笑って僕の手のひらを握って
「大丈夫よ。」
そう言ってくれてる様な気がしたんだ。

 僕は何時の間にか自宅に来ていて、彼女をベッドに寝かせてた
彼女の姿はまだ、美しいまま…
長い髪と白い横顔が そこに在る
 その時になって、僕の頬に熱い涙が伝った。
「百合子…百合子…百合子…」
 僕の横には彼女の両親が、気づかぬ間に立っていて

     僕を抱きしめて、泣いてくれた。

       あの頃にはもう戻れない。

    犯人を憎む気持ちは増殖する、ばかり。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 葬送夜想曲
公開日 2006/07/07
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 続編…V系っぽさを目指しました。続き物なんで、きっと次は犯人追いかけ編になってるハズ… わら
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