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小さくて大きな背中
作詞 琴鳴
学校の先生疑われ 激しく言い合った日
一番意見を言っていたあの子は
途中で泣き崩れてしまったね
先生に反抗してはいたけど おとなしかったあの子

泣いてるところを見たのは
初めてだった

先生も出て行って 私たちだけになった教室
あの子はしゃがみこんで泣いていた

あたしたちも全部疑いを受けたことが悔しくて
泣いていた

一番早くあの子に駆け寄った子がいた
負けず嫌いで 元気な子
泣きながら あの子を抱きしめて
あやすように 背中をたたいていた

自分も悔しいはずなのに
とても 優しい顔で 抱きしめていた
休み時間も ずっと・・・

あの子は言った
「ごめんね・・・」

すこし驚いた顔をしたけど
すぐに
「いいの。気にしないで。思う存分泣きな。」
と言う

あたしも なぜか
その言葉を聞いて 泣き崩れてしまった

その言葉に 安心した気がしたのだ

その子はあたしも抱きしめ 
「大丈夫」
と言ってくれた


いつもは誰よりも小さい背中が
誰よりも大きく感じた時だった







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歌詞タイトル 小さくて大きな背中
公開日 2006/07/06
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 学校生活
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