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涙化粧
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作詞 花山咲太郎 |
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涙を重ねて大人になった
無邪気に笑えたのは遠い昔
くだらないことで笑い合い
夜更かしをして起きた日は
朝日がやけに眩しくて
まぶたにかかる重力に
逆らうことなく身を任せ
眠気をそっと抱き寄せて
真昼の夢に落ちていく
夢を並べて輝いていた
素直に肩並べて語り合った
今では偽りの笑顔見せて
息ができなくて苦しんでいる
あの日見ていた将来が
今目の前に無いことを
知っていながら日常を
呪うことなく生きていく
時計の針に縛られて
他人の間をさまよって
命を刻んで生きていく
過去から切り離して今を刻む
思い出の夢は叶わないままで
涙を重ねて大人になった
無邪気に笑えたのは遠い昔
関係ないことのように
昔の夢を語ることが
情けなくて
かっこ悪くて
でも
今更どうしようも無くて
会いたい
涙が乾いて夢も枯れた
冷たく笑えるようになった
耳を塞いで走り続けた
振り返る道は霧に隠れ
また出会えたなら心ぶつけて
埋もれた種を掬い上げたい
思い出の夢と向き合えるくらい
涙を重ねて大人になった
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