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Wild Wind
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作詞 高野昭 |
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いつも踏み出せずに居る俺の背中を
何故か その風は強く押すんだ
少し乱暴\なそいつに 転んでばっかで
文句突きつける前に 姿を消してしまう
乾いた心潤すつもりか たまに連れてくる
その雨雲も この上ない迷惑
グッショリ濡れた頬を伝って
うまいこと 隠してくれるだけ
空回りだってそろっと気付けよ
そこまで馬鹿なわけないだろ
振り返る前に思い切り背中を押されて
先の見えない世界へ堕ちた
無我夢中で藻掻き暴\れては
ひたすら泣き叫び吠えてみる
目の前は 視界の開けない光が
影をすべて支配していた
自分まで飲み込まれてしまいそうな恐怖が
唯一の原動力となる
眩しすぎる世界が逆に怖いよ なぁ おい
いつまでこんなとこに閉じ込めとくんだ?
少し乱暴\なその風は 結局何がしたかった
分からないことだらけ とにかく藻掻く
馬鹿にしたこと謝るからさ
そろっと 俺の影返してくれ!
自暴\自棄になったところで
もはや吐き出す言葉も底をついた
何かの罰なのか
他人に不快な思いをさせた覚えは全くないぞ
浄化するつもりなんだろうが
指先まで消えておしまいさ きっと
あぁ 雨雲が懐かしい
乱暴\な風にさえ 逢いたいと思った
いったいどれぐらいの間 この場所にいたんだろう
藻掻き続けてやけに長い時間を過ごした気がする
諦めてないと勘違いされたのか 一瞬にして俺はまた
元の場所にしっかりと 立たされていた
振り返る前に思い切り背中を押されて
先の見えない世界へ堕ちた
そんな苦い思い出が
今の俺の原動力となってるのかもね
今こそなんの躊躇いもなく前へ踏み出せてる
乱暴\な風のお陰?
俺が進みだした途端
初めてそいつはニヤリと笑って背中を押した
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