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剥落
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作詞 魄鸚 |
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遠く果てしない地平線の彼方へ
行く事ができたら どれだけ楽だろう
無機質なビルは冷たく人を映して
今ある姿を どんな風に描き出しているの
忙しい日々の中 ふと後ろを振り返れば
そこに貴方の手の中 何が残されていたというの
周りを顧みずに 何かに追い立てられて
歩んだ その先に 安らぎがあったというの
過ぎた日々の中に 失ったものは2度と
その手には戻りはしないのに 貴方は
それでも過去の思い出の中 後悔を胸に抱いて
この世界の中で生きる事を選ぶのね
大都市の摩天楼のビルの上から街を望めば
遠くに輝く灯火の中に
何か見出せたのですか
引き換えにした 小さな生活がある事を
感じることが出来たのでしょうか?
遠く果てしない地平線の彼方へ
行く事ができたら どれだけ楽だろう
無機質なビルは冷たい影を落として
道行く人を どれだけ覆い隠していくの
ありきたりな毎日の中 ふとカードを捲れば
そこに自分の その手で 災い振り払えるというの
貴方は 見えない未来に どんな望みを賭けて
裏切られようとも 信じ続けようというのね
貴方は この街の中 誰に思い託して
絶望を希望に変えること出来るというの?
不信感を感じ 傷ついた心は2度と
昔に戻りはしないのに 貴方は
それでも消せない記憶の中 わだかまりを胸に抱えて
この世界の中で生きる事を選ぶのね
道のない林の中で 木漏れ日の隙間から
青い空を漂う雲の中に
何か見出せたのでしょうか
人が作った 文明生活が全てなんて
そよ風は、なんて囁きかけたのですか?
遠く果てしない地平線の彼方へ
行く事ができたら どれだけ楽だろう
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