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さくら
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作詞 亜華琶 幻想 |
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花びらが風と踊って静かに散っていく
手をのばして私も踊ろうとするけど
はじかれた手の痛みが身体に染み付いた
髪がなびいても 私は踊れない
声が天(そら)にのぼって雨になったら
貴方だけを濡らせばいい
残された温もりが静かに溶けていく
手をのばしてその背を追い求めるけど
何も語らない痛みがそっと頬をながれた
太陽が照らしても 私は溶け残る
声が風に溶けて雲を流したら
貴方だけを包みたい
踊る花びらが涙に見えた日は
少しだけ泣いてもいいですか
鳴き疲れた小鳥が眠るように
私も目をはらして眠るから
明日 花びら届いても
私はまだ 踊れない
どうして自由になれないの
ここで歌を紡いでも届かないなら
貴方が散ってしまえばいいのに
踊る花びらを辿って着く場所は
貴方の記憶で満たされている
頬を伝う恋に声をからして
身体をながれる愛は消えないから
明日 花びら失くしたら
私はきっと 歌えない
踊る花びらが涙に見えた日は
少しだけ泣いてもいいですか
鳴き疲れた小鳥が眠るように
私も目をはらして眠るから
明日 花びら届いても
私はまだ 踊れない
明日 この愛届かずとも
私はずっと 貴方だけ
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