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紙ヒコーキ
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作詞 *遥花* |
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点の悪かったテストを
紙ヒコーキにしてみる。
飛ばすのももったいないな。
しばらく時間を置いてみる。
「コイツの最高瞬間にとばしてやろう。」
密かにたくらんでみる。
ゆっくり夕焼けを眺めながら
今日を思いかえす。
最悪だったな。今日は。
ぽつんとつぶやいてみる。
風が吹きはじめた。
「今だ!!」
ヒュ−。
面白いように紙ヒコ−キは飛んでいった。
ボクの悩みも吹き飛ばしてくれたら良いのに。
紙ヒコーキは、夕焼け空の下
光に包まれみえなくなった。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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