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悔し涙、つらかったあの時
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作詞 桃てん |
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今から約4年前・・・
小学校最高学年、小6の私。
本当に最後のアンサンブルコンテスト。
メンバー発表\の時のあの緊張感
今でも、忘れることができない
そして、私はこの年
Bチームだったけれど、ファーストで起用された
ずっとセカンドの担当だった私は
ファーストで出れることがとにかく嬉しくて
いつも以上に練習を重ねた
いよいよ本番。
曲目は、「オーメンズ・オブ・ラブ」
ファーストの旋律で出てくる高い音に
悪戦苦闘していた毎日
・・・・結果は、銀賞。
前年度、前々年度とこの曲で
2年連続の金賞を受賞していたのに
私の年で、途絶えさせてしまった
そして何より一番後悔していること・・・
それは、旋律で出てくる高い音が出なかったこと。
セカンド中心に練習を重ねていた私にとって
その音を出すことがどんなに難しかったか…
かなり低い確率でしか出すことができなくて
本番までその不安が残ってた
・・・・・・本番で、1回はずしてしまった・・・
この曲でコンテストに出ていた学校は
私の小学校だけではなかった
もちろんその学校の演奏はこの耳で聴いた
その2校のうちの1校は、金賞だった。
そして、その学校は
ちゃんとトランペットのファーストの旋律は
キレイな高い音が出ていた・・・・
自分のせいじゃないって思いたかった
でも、自分がキレイに旋律をふけていたら
金賞だって夢じゃなかったんじゃないかって
今でも思ってしまう
あの時は、本当に悔しかった
自分の実力不足が情けなくて・・・
帰りのバスの中で、私は悔し涙が止まらなかった
そして4年たった今
高校で、再挑戦している吹奏楽
あの頃とはレベルが格段に違うけれど
あの悔し涙を本当の意味で晴らすために
またトランペットを吹いている
・・・・・あの悔し涙を、あのつらい思いを
3年後、部活を引退するときまでに
嬉し涙でイィ思い出に変えられますように・・・・。
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