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旅人と羽根
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| 作詞 音瀬まゆみ |
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やさしい風が私を包む
振り向けば赤い太陽が ぎらつきを忘れずにいた
雨を欲しがる私の心
爪を立てて強張る獣達の血のにおいから逃げて
どこまで行けばいい？ 足を止めずにいて
雑音も今だけは耳にささやくオルゴール
折れた音が私を逃がす
旅人の行方を探す誰もが
羽根を失った
もしも海へと流されて
そこに花がなかったら
どこかへ飛んで行こう
赤い月がある日熱を出して
似合う薬もなく 踊る相手もなく スピカも泣く
晴れた空は恋をした
それは私も知らないような悲しいだけのマーメイド
足がなくたっていい すぐに飛べるから
雑音が痛くひどく感じられる時は
絡まる音が私を引き止める
旅人の行方を探す誰もが
羽根を失った
足が折れて 羽根をなくして 道に迷って 血を流して
それでも飛んで行こう
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