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明日のアシアト
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作詞 アウトレット |
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何もない所に心があって
それを「僕」という輪郭が包み込み
やがて僕はやっと得た 存在を削った
背は伸びたけれど僕の存在は
足を進める度に徐々に磨り減った
けれどそれを引き換えに 残し続けた
振り向けば続いてる 僕が歩んだ道
地図さえ持たず歩いたアシアト
「今日」の僕に続いてる
裏切ることないその数と距離を
胸に抱きまた踏み出した
届くはずのない明日へと確かなアシアトを残す為
無謀な夢を片手に 存在を明日へ繋ぐ
真っ直ぐに曲がらず歩いてきた
信じたつもりでも道は蛇行していた
遠回りしたその距離を呪うはずはない
出会いや愛情や美しさに触れて
知らぬ間に道を外れ寄り道
そこで見向きもしなかったものに触れられた
風を真似てたなびく 草花達の群れ
地図も持たずに歩き出した旅
目指すのは常に明日
僕だけ地図 それを作る為
僕は寄り道をした
自分しか知りえない世界と 唯一無二のアシアトを記す
未完成のこの地図に少しずつ 明日を継ぎ足して
存在を削って 心臓かき鳴らし
やがて掠れる叫び
自分を犠牲に今日を乗り越えて
やがて来る明日へ踏み出す勇気を
蛇行しまくった今までの旅路
消えはしない
未完成の地図の完成部分を
自信に変えて
地図も段々とその形を成す
寄り道しなきゃ描けない
ほら裏切らないだろう
アシアトの数と距離は
間違いだらけの旅路でもいい
アシアトという真実があるから
この足で明日を引きずり落とし 昨日を蹴り飛ばして
白紙の地図の中へ・・・
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