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カサブタ
作詞 fumifumi
はしゃいでいた頃の僕は 石ころにつまずき

転んでひざをすりむいた そこにあるとは思わずに

痛くて 痛くて 血が出ていた

男は泣くなと誰かが言う そりゃそうだと僕は思う

いつでも強くなくてはならぬ 歯を食いしばりながら

走って 走って つまずいていた

それでも人は生きていくために自然と傷を治癒しようとする

傷ついたあの場所はいつのまにかカサブタとなっていた

はがすことを決して許されないまま

季節が変わり気づいたときにはもう痛みも悲しみも消えていた

けれどまたそこを引っ掻かれると自然と血が出る

流れた血はまたすぐに凝固していく

そんなことを何度も繰り返し やがてはケロイドとなり

赤く腫れるだろう 大きくもなるだろう

時に痛みやかゆみを伴いながら

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル カサブタ
公開日 2006/03/03
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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