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カサブタ
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作詞 fumifumi |
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はしゃいでいた頃の僕は 石ころにつまずき
転んでひざをすりむいた そこにあるとは思わずに
痛くて 痛くて 血が出ていた
男は泣くなと誰かが言う そりゃそうだと僕は思う
いつでも強くなくてはならぬ 歯を食いしばりながら
走って 走って つまずいていた
それでも人は生きていくために自然と傷を治癒しようとする
傷ついたあの場所はいつのまにかカサブタとなっていた
はがすことを決して許されないまま
季節が変わり気づいたときにはもう痛みも悲しみも消えていた
けれどまたそこを引っ掻かれると自然と血が出る
流れた血はまたすぐに凝固していく
そんなことを何度も繰り返し やがてはケロイドとなり
赤く腫れるだろう 大きくもなるだろう
時に痛みやかゆみを伴いながら
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