ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

中庭
作詞 楊柳
窓を透かしてみると
ありふれた情景で
中庭が中庭でない気がして
飽き飽きしていた

雨上がりの空は
いつも太陽が覗きこむわけでもなく
七彩の虹を探しきれるわけでもなく
ただ灰白色の雲が
全てを陣取っている
寒々とした昼空

中庭に
自転車一台置き去りにされて
籠の中にはタオル一枚
誰が見捨てたのだろうか

物が人に見放されるように
いつかは人も人に見放されるのかな
そんなのは嫌だと願っても
その巣からは逃げられない

だから私は
せめて私は
貴方を包んであげようと思った
中庭の隅で貴方が泣いていたら
そっと声をかけるから

ありふれた情景の変化に気付かない私でも
貴方の心はちゃんと解ってあげたい
貴方の中の自転車を拾いましょう

鐘の音が響くと
私は目を逸らした

中庭に美しい華ばかり
中庭に見捨てられた物ばかり
そんな中庭を見て思った
何が中庭だと
こんなところが中庭なのかと

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 中庭
公開日 2006/03/02
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 数学の授業中に中庭を見ていて書いた詞です。深い意味に気付いてもらえれば嬉しいです。
楊柳さんの情報
  • プロフィールは公開されていません













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ