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dispnea f.
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作詞 黒夜 |
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何時(いつ)だって 涙するのは凄く簡単で
少し胸が痛めば ほら
また 雫が伝うの
だけど息も出来なく為る程 苦しくて
何度も 霧の中
迷い込んでしまう
冷えた指先を暖める事も出来なくて
投げ出した躯を包み込む 深い闇
どうせ最初から嘘だったと云うのなら
最後まで騙し通して欲しかった
中途半端に優しくしないで
頭を撫でてくれるなら 抱き締めて欲しいのよ
あんなにも好きだった 晴れ渡った青い空を
疎ましく思う程 あたしの心は 冷たく凍って
いっそ このまま 時よ止まれと願った
“強く願えば 夢は必ず叶う”なんて
そんなの気休めかもね
だって ねぇ そうでしょう?
この世の中 結局は「実力次第」
どれだけ願ったとしても
叶わないものもある
喉の奥が熱く焼けて焦げた匂いがした
苦しくてS・O・Sさえも届かない
涙を誘うように 儚く輝く月
淡く優しい月明かりに包まれて
このまま瞳(め)を閉じてしまいたい
そして そのまま 永遠に醒める事のない
夢を魅させて 誰か自由の羽根を下さい
もしも“誰かに愛して欲しい”なんて
望んだ瞬間に
築き上げたもの 全て 壊れるでしょう
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