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花談−KADAN−
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作詞 アウトレット |
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歩道の隅の小さな花壇
行き交う人を見つめてる花
囲いの中にひっそりと咲く
冷たい石で守られるのは
誰かが踏もうとするからだろう
悲しいけれどそれが現実
人は花壇の外から水を与えるのに
時に踏み荒らしたりする
ひどく不安定な足場に人はいる
まるで花壇の縁のような道に・・・
優しい人が誰かを傷つけ
優しい人が傷つけられる
神はいるかと空を仰ぎ見る
花たちは皆空を見上げて
雄々しく強い茎を伸ばす
花も神に嘆いてるのか
「人は僕たちをどうしたいんだろう」と
愛でたいのか枯らしたいのか
朝露に濡れた一枚の花弁から
落ちた雫が涙に見えた・・・
愛でては枯らされて 植えられては摘まれて
美しくも悲しい 花談・・・
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