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流れ星の行方
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作詞 銀狼 |
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可愛くなれるほど素直じゃなくて
わがまま言えるほど子供じゃなくて
困らせてばかりでごめんねと 君は言った
冷たく出来るほど器用じゃなくて
優しくなれるほど大人じゃなくて
今更言ったって遅いねと 僕は言った
弱々しく繋がった視線を
どちらともなく離して夜空を 仰いだ瞬間
先に流れ星を見付けたのは
僕だったっけ 君だったっけ
まぁ どっちでもいいか
時が止まる音を聞いた気がして
今を忘れて どちらともなく
また 見つめ合ったんだ
明日の朝早く出発するけど
見送りはしないでいいからねと
現実を手繰るかのように 君は言った
君が幸せになれますように
さっき流れ星に祈ったからねと
最高の笑顔を作って 僕は言った
吹きぬける北風に急かされて
温もりを突き放すように二人 さよならを告げた
僕が流れ星に願ったのは
君の幸せ なんかじゃなくて
ただ 時を戻してと
夢よりも夢みたいな恋から
醒める勇気を あの時僕は
まだ 持ち合わせてなくて
5年ぶりに届けられた 久しい君からの便り
「この冬に結婚します」と 見慣れた字で書いてある
僕じゃない男の人を 見上げる懐かしい笑顔
自分のことのように嬉しくて それから少し寂しくて
これでよかったんだと これでよかったんだと
僕が最後の夜に願ったのは
君の幸せ なんかじゃなくて
ただ 時を戻してと
夢よりも夢みたいな恋から
醒める勇気を 超える強さを
まだ 持ち合わせてなくて
たとえ流れ星なんか無くても
今の僕なら 君の幸せ
そう 本気で願える
時は止まらないで動いていく
全てを変えて 僕らを乗せて
さあ 迷わず進もう
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