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未来
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作詞 James-F |
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楽に楽にと進んできたら
やがて流れ出した血 道を染める
何がしたいのか ”つもり”の夢
切り裂いた自らの腹 縛られた手足
傷から血を流したまま歩いていたら
大切だと思えるものを どんどん失い
気が付いた手元 残っていたのは
”つもり”で自分を納得させた むなしいままの夢
「その虚しさに気づかなければ」 そんな言葉はもう遅い
自分を押さえつけて歩いていくしかない 冷たい世界の端っこで
誰にも 何にも 見咎められずに
やがては 世の中が 埋めていく
今少しだけ見えた 本当の夢の後姿
慌ててすがり付こうとしても…
幼い日「夢を持て」と怒鳴られ
今「いつまで夢を追いかける」と咎められて
責められてまで 持たせた夢
はじめから消える予\定だった 元から虚しい幻
笑っている辺りを見渡して
”自分だけ”とばかり 呟いている
傷をふさぐことも 人を呼ぶことも
その全てが虚しく見えて 馬鹿馬鹿しくなる
助けるばかりの奴らはいいよと 自分の非力を嘆いて沈む前に
何もしようとしない自分のふがいなさに 言葉を声にのせることすらできない
昨日 明日 その中で佇む
先にも 後にも 何も見えない
頭上に輝く星たちも いつか消えると下を向き
血に染めてきた道思い返して
輝く未来などありはしない
栄光の過去などありはしない
まわる まわる 後にも先にも
ここに あるのは ただの闇だけ
自分のための光を 作れるのは自分だけと
知っているのに動こうとしない
その一歩がただ”面倒くさい”からと言い訳して
その先の闇がただ 無性に恐ろしいだけだと知ろうとせずに
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