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ジレンマ
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作詞 合格証書 |
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僕が知らない君の顔を
見るのは少し怖いから
また今日も回り道をしよう
この家を挟んだ向こうに君らがいる
今日は昨日の続きで
明日は今日の続きで
そればかり繰り返してるから
いつまでも僕は変われないままなの?
もう少し歩いたら
この道と向こうの道が
合流して一つの道になる
君らの少し前を早歩きする
後ろを向いたら僕が壊れるだろう
溢れ出しそうな感情を
潰されそうな感情を
混ぜ合わせてただ抱きかかえる
何をするべきなのかは
知ってはいるはずなのに
どうしても出来ないジレンマ
それもまた愛情の形なの?
一人で歩いていた道も
もうすぐ終わりになる
いつもと変わらずに吠えてくる
犬が僕にその合図を出してくるんだ
鞄の重さも忘れて
疲れた足にも気づかない
向こう側からかすかに聞こえる
二人の仲よさげな声が僕の全てを壊す
ここから一本道
僕は駆け足で進み出す
君から逃げるように
弱さから逃げるように
傷つくことが怖いから
これでいいはずなのに何故か心が痛む
僕が知っている限りの
言葉じゃどうにも出来ない
だからずっと痛みに耐えてるだけ
一体何をすればいい?
どうすれば君の笑顔を見れる?
でも絶対に君を困らせたくはない
それもまた愛情の形だろう
今君は何をしてるのかな?
手をつないだりしてるのかな?
二人の将来とかについて
真剣に語りあってるのかな?
かすかに聞こえる笑い声が
前を歩く僕を傷つけること
君は知っているのかな?
繰り返しの毎日は
自分で終わらせないと
少しでも勇気を出せば絶対に何かが動く
分かってはいるんだけど
一歩を踏み出せない
それも多分君が好きだからだろうね
もうすぐ家が見えてくる
でも僕にはやるべきことがある
ジレンマとプライドは放り投げて
今君にこの想いを放つのさ
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