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鎖
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作詞 黒蝶 |
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月明かりに照らされ鈍く光るこの鎖が
僕の自由を奪っている
助けを呼ぶ声は誰にも届かず冷たい空気に溶けてゆく
泣くことも出来ず僕は唯囚われている
自分の記憶をどれだけ辿っても
呼ぶことの出来る名前が一つも無い
この牢に繋がれた僕の存在に誰が気付くだろう
僕が幾度声を枯らせても誰も見てくれない
無音の闇に光が差すことは無いのだろうか?
倒れそうになってもこの鎖がそれを阻む
存在理由の無い僕は何故此処に居るのだろうか
僕を牢に繋げる鎖は緩む気配もなく僕に絡みつく
狂いそうになるのを抑え闇を見つめる
今自分が生きているかさえ分からなくなるが
頬を伝う緋色の水がソ\レを気付かせる
何故此処に囚われているのか知らない
僕の記憶には何も刻まれていなかった
そう自分の名前すら・・・
この牢に繋がれた僕の存在に誰が気付くだろう
僕が幾度声を枯らせても誰も見てくれない
無音の闇に光が差すことは無いのだろうか?
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