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『好きだった』宛名のない手紙
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作詞 諌崎 |
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ずっとまっとった
お前が来るのずっとずっと
お前こんかったよな
俺笑ったよ
1人で待っとって
道行くやつらにがん見され
雪ふっとんのに
何しとんやこいつ
見たいな目で見られながらも
お前の事だけ考えて
待って
でもお前はこんかった
それがお前の出した答えか
そーか
ならしゃーないな
別に責める気はない
やけどな
俺
諦めんからな
お前が逃げるんやったら
好きにせい
けど俺は追っかける
なんど断られても
諦めんからな
そんなこんなで
もう春や
お前まだ逃げとんのか
はよ俺に捕まればええのに
そんなにいやか
そんな俺の事嫌いか
問いただす俺
そしたらお前
笑って言ったよな
「ちがうよ」
じゃーなんでや
なんで逃げるんや
わけわからん・・・
そんなこんなで
もう夏や
お前の伸びた長い髪
いつも綺麗で
その髪に触れたかった
けどな
触ることなくお前は逝った
逝ってやっとわかったこと
お前が笑って言った
「ちがうよ」の言葉
お前が逝って一週間後
一通の手紙が来た
内容見て
俺は笑った
『好きだった』
名前ぐらい書けよ・・・笑
あと間違えてるしコイツ
だった?違うだろ?
今も好きなんだろ?意地はんなって
上から見てんだろ?俺を
くしゃくしゃな顔で
泣いてる俺を
今みてんだろ?
なんで
だった なんだよ
好きです でええやんか
そんなに俺が嫌いかよ・・・・
「違うよ」
と笑顔で言ったお前を思い出す
なぁ
俺もお前が
「好きだった」
もう追いかける事のできない
お前へ、俺はそう言い残し
深い眠りについた。
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