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永遠未来
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作詞 祇庵 |
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「辛いのは自分だけで十\分だ。」
自分に言い聞かせて、生きてきた。
埃被ってた望遠鏡で
丘から君を見つけたときには驚いた。
暗闇の中に一つ微かに輝いたそれは、酷く頼りなくて
小さな星だった。
僕に、光をくれたんだ。
決して、明るい光ではなった。
微かな、でも彼女の全てなんだろう。
その無名の小さな希望を、僕はこう呼んだ。
『永遠未来』
ココロにぽっかり隙間が出来た。
ずっと夢だと、自分に嘘をついていた。
ただ、がむしゃらに。
別の何かで隙間を塗り潰そうとした。
笑顔なんていくらでも作れるんだ。
でも、ココロの隙間は埋まらない。
ココロが軋んで悲鳴を上げるんだ。
辛いのは解っていたのに・・
迷える子羊に、救いの手を。
かじかんだ手に、優しさを。
与えてくれたのは君だ、永遠未来。
孤独だと思っていた。
重荷を一人で抱え込んで、険しい道を歩いていた。
そんな僕を照らしてくれた唯一の星。
静かな眠りの奥底に
いつか、僕は光を失うだろう。
それまで。
もう少しの間。
僕の道を照らしてくれないか?
“愛”の定義なんて語れないけど
それでも、愛したいと思うんだ。
誰も、誰かの代わりにはなれない。
隙間を埋めるのが全てじゃないって気付く頃には
胸を張って歩けるだろうか?
君が愛したこの世界に
新しい明日がやってくる。
眺めていたいんだ。
終わりが来る、その日まで。
永遠に廻り続ける、永遠の未来を。
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