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彼と彼女とエイチツー
作詞 sukedon
二人は小さな綻びのようにフワフワ
彼らなりの愛の定義だって持っていてそれなりに幸せだった

でも いつかは消える儚い生き物に幸せや定義は厳しすぎる
君が思っている時には想い続けただけの
涙が溢れてくるのだから

彼らは大人になりたくないって呟いた
いつまでもお互いを信じていたかった


二人が歩けばあたり一面に春空が広がった
身を焦がす夏だって 凍える冬だって関係ない
人として幼すぎる二人には足りないものがなかった
手を伸ばせばすぐ傍に愛する人がいたのだから


期待は逃れた水素のようにフワフワ
マッチの火をかわして燃えた仲間を残してきた

炎を持った彼らはその気体に近づいてしまった
期待通りに行くはずだった二人の片方は
想い続けた分泣いていた

彼女は早く大人になりたいと叫んだ
そうすれば忘れられると思っていた


忘れてしまった彼の顔はいつまで経っても影
あれだけ愛してたのに あれだけ幸せだったのに
人として成長した彼女には足りないものばかり
器を壊した木槌も忘れてしまったのか?


彼女は気付いた 大人になったって彼を忘れらない
実際に彼を影として覚えている
唇噛み締めて大人になったのに…


彼女は「大人」を拒んだ大人でもない子供でもない
そんな存在であり続けたかった 中途半端が良かった
人を愛せた この世を知らずにすんだ 彼を覚えていられた
だけどもう彼女はもう戻れない立派な大人
彼はいつまでも思い出の中の影

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 彼と彼女とエイチツー
公開日 2006/01/01
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 大人ではなくて子供でもない、そんな世代の恋の物語。
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