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思い出の歌
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作詞 石猫 |
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あの日埋めたタイムカプセル掘り起こそうと
友達のYが突然言い出して、僕等は笑って彼にこう言った
「埋めた場所なんて、覚えてないよ。形も覚えてない…」
友情なんて、儚くて脆いもんでも、切れるまで残るけど
記憶なんて、一番頼りになりそうなもんでも、残りやしない
あの日埋めたタイムカプセル掘り起こそうと
友達で学校に集まって、僕等は笑って皆でこう言った
「お前もお前も、変わってないな。俺も変わってないけど…」
友情なんて、いつかは消えそうなもんでも、そうは絶対ならないけど
心なんて、一番頼りなさそうなもんでも、ずっとずっと残ってるんだね
きっと僕等は、探していたんだ
夢の欠片を、残した物を
失くしたと思ってた、幼い憧れが
20年経っても、残り続けていた…
友情なんて、一番強そうなもんでも、いつかは揺れて迷うだろうけど
絆なんて、頼りがいもなさそうなもんでも、ずっとずっと消えずに残ってた
だから
友情なんて、適当な言葉っぽいけど、いつも僕らの間にはそれが横たわって
心なんて、一番頼りなさそうなもんでも、ずっとずっと消えたりなんかはしないから
絆なんて、一番ちっぽけなもんでも、残ってるんだよずっとこの場所に
未来なんて、見えてきそうにないもんでも、守り続けていよう君の場所だから
希望なんて、今にも砕けそうなもんでも、持ち続けていよう心の奥に
ずっと…ずっと…
これからも、ずっと…
タイムカプセルが見つかったときに
一番嬉しそうだったのは、友人のK君
君は確か、コイツを埋めるときに、
一番乗り気じゃなかったような気がするんだけどなあ…
まあ、いっか
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