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タバコノケムリ
作詞 &mkt
寒い冬が訪れる 
心の隙間に冷えた風
埋まらぬ時間を満たすために 
煙草の数が少し増える

時計の針は止まらない
消えてゆくのは温もりだけで
変わらぬ想い 行く宛もなく
溜め息混じる白い煙

隣に佇む影消えた
厚い雲よ どうかもう一度太陽に会わせてくれないか

もしも、この声が届かぬなら 
どこまで行けば届くのか
いつの間にこんなに遠くなったのか


今年最初の雪が降る
思い出すのは かの笑顔
眠れぬ夜は何するでもなく
酒の量が少し増える

震える体 あかぎれの手
紛らすために機械の熱を
人肌恋し 温もりおくれ
満ちることなく垂れ流す涙


あの日、強く握り返した手
いつもはただ添えるだけなのに
そこにこもる想い気付かず 感触だけが残る
もしも、あの日に戻れるなら
手から伝わる想い全て受け止めて抱き締めてやる
分かり合えたはず  
・・もう、届かない 

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル タバコノケムリ
公開日 2006/01/01
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 失恋歌です。が、一人称や二人称、恋だ愛だという常套句を排除しました。それでもなにか伝われば幸いです。
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