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皮膚
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作詞 quii |
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枕元に並ぶ
ぬいぐるみに向かって
虫がそっと飛んできて
ぶつかって
落ちた
見ている方は
なんだかおかしくて
小さく笑った
それは当然のことで
物には物が
人には人が
所有する空間があって
そこにはほかの何も
侵入することは
できない
それはつまり
僕の持つ空間は
僕以上でも
僕以下でも
ないっていうこと
その空間に向かって
何かが飛んできても
僕と融合することは
もちろんない
だから僕は君に向かって
勢いよくぶつかっては
いけないんだね
物理のことは
よくわからないけど
きっと反発してしまう
君と融合することが
できないから
別の個体として
君を抱きしめることが
可能\なんだ
だからそっと
君にふれよう
そして君という
空間の輪郭を僕に
教えてほしい
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