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境界線
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作詞 貴樹 |
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朝が来れば泡沫になる私を、
君に笑って欲しい
世界の影でしか生きられない私を、
連れ出して欲しい
闇に潜む憂鬱に捕われ、
笑わない私を
光の下へ君が手を引いて、
連れ出して欲しい
紙一重に重なる陰鬱と明快な世界
檻に触れる私の手が、
それを越えて君の手を掴む
一筋だけ見えた
君の笑い、一縷の世界の光
揺れ動くバランスだけが、私を保つ一つだけの鍵
今、風が私の頬を打つ
光が私の視界を浸す
君の笑いが私の耳に染みて
憂鬱さえ笑い飛ばせるよ
空を隔てて、私の世界が壊れる
もう必要ないモノだから
君が、連れ出してくれたから
今、光が降り注ぐ
海を越えて私の元へ
空を分かつ星屑をこの
ちいさな掌へ
君に届けたいこの光
私はもう泡沫じゃない
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